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源実朝(鎌倉右大臣)と、
その和歌。
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[2009.1.8]
先頭頁「ただいまの歌」を“空や海”に更新しました。

空や海うみや空ともえぞ分かぬ霞も波も立ち満ちにつつ
(読み:そらやうみうみやそらともえぞわかぬかすみもなみもたちみちにつつ)
(意:空なのか海なのか海なのか空なのかわかる?わからないよ、霞も波も一面に一緒くただよ。)

齊藤茂吉はこの一首について『実朝の歌七十首講』の中で次のように評しています。
「然るに、古今集恋に、『君により我名は花にはる霞野にも山にも立ちみちにけり』といふのがあり、これは古今集の條下にも記して置いたとおもふが、実朝はこの歌を学んでそれを自分のものにして居るのである。自分の如き実朝の同情者もはじめのうちはこれらのものをも空想歌、題詠歌、本歌取の歌として取扱はうとしたのであつたが、実朝の歌境を追求するに及んで、実朝は一たび学んだ言語、声調等を心身に融かしこんでゐて、実際にのぞんでもはや自分のものとしてそれを駆使してゐることが分かつたのである。」

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